まだまだ続く独演会振り返り。
今回は、それぞれのネタに自分が設けたテーマなり事情なりを書いていきます。
”たっぷりご挨拶”の衣装、僕は黒紋付き羽織袴。
初めての独演会の、最初にお目にかけるところなので正装をしよう!と、袷(いわゆる冬物)の黒紋付きを着ました。
が、やっぱり暑かった💦
ちなみにこの黒紋付きに初めて袖を通した場所、どこだと思います?
なんと!タイ・バンコクなんです!
12月とはいえ30度超えだったバンコクでの林家菊丸襲名披露公演で着たのが最初です。
初日から汗をボタボタ落としたのはよい思い出(笑)
師匠との対談は僕がしゃべり、師匠に相槌を打っていただいたり返事してもらったりで進行するというスタイル。
何年越しかの懺悔をし(笑)二十周年記念の独演会の出演をお願いしたところでお開き。
ここから僕の落語オンリーがスタートです!
が、その前に舞台転換があって時間がかかりますので、このお二人につないでいただきました。
お茶子の月亭八織ちゃんと、鳴り物の桂三語くん。
この二人は”らくLoveご。”というツイキャスでずーっと一緒にやってきた、気ごころ知れた仲間です。
「この二人ならなんなとしゃべってくれるだろう……」と安心しきって着替えていたので内容は聞いておりません(笑)
でも、笑い声もきこえてたし、きっとお客さんには楽しんでもらえたんだろうっと信じております。
……悪口を言ってなかったことも信じてます(笑)
とにかくお二人に感謝かんしゃ!!
まず一席目は“狸の鯉”。好きでよくやっているネタです。
修行中、師匠に「たぬさいやりたいです」っとお願いしたら、「みながやってるもんやってもしゃあないからコッチ」っと教えていただきました。
その当時は若手でやる人少なかったから大変重宝しましたわ✨
このときに着てた羽織は染吉兄さんからいただいたもの、羽織紐はお客さんからいただいたもの。
と、ここでも頂き物尽くし(笑)
そして、着物はというと、年季明けてから初めて作った着物。
……ええ、もちろん、ポリです(笑)
そんなに動くネタではないですが、ここらで汗をたーっぷりかいているだろうなぁ…を予想してましたが、見事に的中!💦
もうね、長襦袢がびっちゃびちゃ。
………ええ、これももちろん、ポリです。
帰ってきてから速攻で洗濯機にイン!!
ビバ、文明の利器!!
二席目は“七度狐”。写真の自分よ、どこ向いてるねん(笑)
ポピュラーなネタではありますが、師匠が和歌山の花山温泉での落語会でされたときに「おぉ!カッコいい!」と感じた記憶があり、
ああなりたいという思いもあってのチョイスです。……表向きは(笑)
すでに汗だくだったので着物から羽織から襦袢からすべて夏物にチェンジ!
以前この着物着て落語やってたら、ネタの最中にあるご婦人から「目ぇチカチカするわ!」っと叱られた経験あり(笑)
三席目は”浮かれの屑より”。写真では明後日の方向ばかり向いておりまんな💦
言わずも知れた師匠・染丸の十八番中の十八番。2009年10月の「還暦の会」で、一世一代と銘打ってされたこのネタは本当すごかった!賞もとらはりましたしね。
そんな師匠に追いつきたいという思いと、「染丸一門ならばやってて当然」っという半ば義務感、そして何よりこのネタが大好き⭐
と色々な感情が入り混じってのチョイス。一番緊張したけども、結果的にこの日では一番楽しくできたかな?
ただ、踊ったり動いたりするので疲れる疲れる……💦💦
このネタ終わって足ガクガクしてましたわ(;’∀’)
ここでも着物を着替えました。たくさん持ってるでしょ✨
普通の出囃子だけでは着替えが到底間に合わないので、それぞれお囃子の佐々木千華さんに頼んで唄をたくさん歌ってもらい、それでつないでもらってました。
そう、コキ使いました(笑)それでも機嫌よく務めてくださりありがとうございます♪
ここでようやく仲入り。すでに足がガクガクに…。
このあとは踊りがあるのですが、なんとなく嫌な予感が……。それがまた的中するという……。
この続きはまた今度!
……ええ、まだ続けまっせ⭐
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