センス入れ

先日実家に帰ってました。久しぶりの長期滞在、ちょこちょこと雑用ざつようザツヨウ。

IMG_2368そのついでに作ったのが写真真ん中のオレンジ色の物。これ、扇子入れです。ミシンでガタガタ縫ってきました。

噺家なので扇子は必需品。僕はいろんなパターンに応じて使い分けられるよう、上から順番に張り扇(タタキ)を一つ、白扇(中骨)を一つ、平骨を二つ、小拍子二つ一組を入れて常に持ち歩いています。
使い分けは人によってそれぞれですが、僕の場合は基本的に平骨、特に茶色い方を好んで使います。特に理由はないのですが、強いてあげるなら「カッコよく見えそうだから」(笑)。
白扇を使う時は芝居噺や会場が大きな時。平骨のもう一つの方は六代桂文枝師匠が襲名の際に配られた扇子で、なんとなく入れていますが、普段バリバリ使うともったいないような気がしてあまり使っていません(;一_一)
タタキは旅ネタぐらいでしか使いませんが、いつでも出来るようにと入れています。ちなみにこれは桂鞠輔ちゃんが作ってくれたもの♪

写真一番下にある灰色のは今まで使っていた扇子入れです。これも自作ですが、もうだんだんと汚れて来たのでお役目交代ということに。というか洗濯したら縮んじゃった(^_^;)
扇子なんて人によって持ち歩き方はさまざま。剥き出しのままの方もいれば、箱に入れてはる方もいますし、中にはリコーダー入れに入れてはる方もいます。この形はうちの師匠が持っているものを真似して作ってみたのですが、なんだかんだで気にっています。やっぱり商売道具ですから、自分が気にいったものを使うのが一番!

新調するにあたって、実家近くの手芸屋さんに行き、いろいろと材質・色を選別。悩みに悩んだ上で「以前がちょっと地味な色だったので、今回はカラフルに!」っとおもって、このオレンジ・黄色を選びました。
我ながらにナイスチョイス♪っと喜び勇んで家に帰り、その後はミシンでガタガタ~ガタガタ~。布が余ったので右側にあるのも作りました(舞扇入れにしようと思ったら、微妙に小さかったので、これからの去就は未定・・・)。時間にしておよそ小一時間。うむ!ええのができた!

せっかくなのでと、母親に見せてみました。我ながら素晴らしい出来栄えの作品にどんな一言が飛び出すのかなっと思ったら、「派手!!まぶしいわ!」

・・・扇子入れを作る前に、自分のセンスを磨かなアカンみたいですね(^_^;)チャンチャン

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