今月15日の噺家生活丸10年の節目の日、林家愛染独演会とよしもと落語LiveらくLoveご。が無事に終わりました!
あれからもう10日以上たってますが、改めてご来場くださいましたみなさま、本当にありがとうございました☆
今回は忘れないようにするために、かつまだ余韻に浸っていたいので(笑)独演会を振り返ります!
独演会を目前に控えた今月初め、ちょっと慌ただしくなることがありました。
独演会の冒頭にチラッといいました「あの事」です。ここでは詳しくは伏せますが。
そんなんもあって、本当に直前がバタバタ。
何が一番バタバタしたかというと
「やばい!稽古していない!」ということ。
本当に稽古する時間が無かったです。
てなわけで、ココでの教訓その一は「普段から稽古しておこう」ですね(笑)
あ、ちなみに言うときますが、
どのネタも持ちネタですので一度以上はやっておりますし、
言うてプロの落語家を10年やっているわけですから、
いざというときの誤魔化し方は慣れております(笑)
でも、ちゃんとなんとか時間を割いて、効率よく稽古することを努力しました。
どういう風にしたかというと
……行き帰りの道で歩きながらボソボソ喋るとか
……電車の中でボソボソ喋るとか
……風呂に入っているときに喋るとか
ここで発見した教訓その二は「いざとなれば稽古はどこでもできる」!
……でも、ちゃんと家でしよっと😅
さて迎えた本番当日。
大阪は昨日梅雨入りの発表があったように、あまり雨の降らない日々がつづいておりました。
……が、そこはさすがの愛染!
当日はなんと大嵐の予想!!(笑)
なんちゅうこっちゃと思いながら荷物を車に詰め、
まずは鳴り物で来てくれる桂優々くんを迎えに出発。
車を動かし始めた瞬間、雨がザー!
おー!間一髪セーフ!
っと喜びながら優々くんを雨のなかピックアップ。
そして今度は会場へ向けて出発!いざゆかん!
…っと車を動かしはじめた瞬間、雨が上がりました。しかもお日さんまで出てますやん💦
ここで発見、教訓その三は「優々はきっと晴れ男(orノーテンキ)」
そんなこんなで会場に到着。
するとまず目に飛び込んできたのは、お花がドーン!
楽屋にもお花がドーン!ドーン!ドーーン!!
なんということでしょう!嬉しい✨
あまりお花なんてもらったことがなかったから非常に嬉しい✨✨
絵文字をたくさん使っちゃうくらい嬉しい✨✨✨
こちらは消防法の都合によりロビーに飾れなかったので、こちらでお目にかけますが、
あまりにも嬉しかったので家で眺めながらニヤニヤしております♪
送ってくださった皆様、本当にありがとうございました!
そして、後々分かった新事実。
教訓その四は「花は嬉しい!でも持ち帰るの大変。でも嬉しい!」
詳しくは後ほどお伝えします。
さらに届いたのが、あるお客様が作ってくださった楽屋暖簾。
楽屋暖簾とは、そのまんま。楽屋の入口にかける暖簾です。
この楽屋暖簾、僕にはこんなエピソードがあります。
入門したてのころ、師匠が還暦の会(文楽劇場で行った還暦記念の独演会)で使う楽屋暖簾を僕が準備してたら、
師匠が「これはな、自分らで作るもんやない、お客さんに作ってもらうものなんや。この暖簾は、今まで自分の歩いてきた道の結果なんや。」と教えてくれました。
その時「そうか。暖簾が自分の結果なのか。僕も早く作ってもらえるようになろう」と思ったことをよーく覚えています。
そんな暖簾を、僕に作ってあげようというてくださる方ができました。
これは、本当に嬉しかったです✨✨
これを手にしたら、ようやく師匠に良い報告ができる!っと思えた瞬間でした。
そんな暖簾がこちら↓
めちゃカッコいいじゃないですか✨✨✨
デザインもすべてしてくださいましたが、この色大好き✨✨✨
それに、我々の定紋であるぬの字うさぎがドーン!に、林家愛染という文字!うさぎもピョーン!
もう、最高✨✨
くださったお客様、本当にありがとうございます!改めて御礼申し上げます!
そして、ついでにわかった教訓その五が「楽屋の履物は揃えよう」(笑)
写真見たらぐっちゃぐちゃやがな(;^_^A
さらにさらに、実はいろんなものも作っていただきました!
クリアファイルと、そして手拭い!そしてメッセージボード!
どれもお客さんが「十年のお祝いに」と作ってくださいました⭐
暖簾同様、本当にいままで自分が歩いてきた道の結果が、こうしてたくさんのもので現れてきたというのが本当に嬉しく、感無量でした!
手拭いは噺家の必需品だし、クリアファイルは日常で使うものだし、メッセージボードはあたたかい言葉で激励つき!
さらにさらにさらに、開演前にはたくさんの方からたくさんの頂き物が!
もうね、本当に嬉しくて、へんな話、お腹いっぱい!
せっかくマネージャーが用意してくれた弁当も喉を通らないぐらい(笑)
どれが一番よかったとか、そんなんありません。
全部嬉しかったです⭐⭐
足の踏み場がなくなるぐらい楽屋が物であふれかえり、
これらすべてが今までの十年なんだと思うと、
皆様の感謝の気持ちと、嬉しい気持ちと、ほんとうにみなさんのおかげでここまで来れたんだという気持ちで、
胸と頭がいっぱいになりました♪
つまり、全部がいっぱいいっぱい!
いっぱいいっぱいになってしまい、なんと!マクラ考えられませんでした(笑)
当日にあったこととか喋ろうとか思ってたのが甘かった……
そこでもひとつ教訓。「独演会はマクラもあらかじめ考えておこう」(;^_^A
でも、本当に、改めて皆様に感謝御礼申し上げます!ありがとうございます!!
さぁ、開場もして、どんどん詰めかけてくるお客さんの足音をBGMに
刻一刻と迫る開演時間。
この日のゲストである師匠は兄弟子付き添いのもと、遅れて入ってこられましたが、
到着するなり師匠が楽屋暖簾をじーっとご覧になられてました。
師匠、このときどう思われたんかな?
っと思ったら、開演早々にわかりました。
なぜかというと…………
長くなりそうなので続きはまたにします(笑)
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