アゼルバイジャン旅行記 その2

諸々の手続きを終え、予定通り11時に出発。直行便ではないので一旦ドーハで乗り継ぎがあります。
約10時間、エコノミークラスで揺られながらドーハに到着したのが現地時間29日の午前3時。夜中に出発して夜中に到着(笑)
その乗り継ぎの飛行機が出発するのが、なんとお昼の12時!あいだが9時間もある!
うーむ、ヒマだなぁ…っと思っていたら、ドーハ市内のシティツアーに無料で参加できるというので行ってきました。
 
ドーハというのはアゼルバイジャン同様オイルマネーで潤っているところで、超高層ビルがあちこちに立っております。
そんな近代化著しいところなのでさぞ色んな見所があるかいなっと思いながらバスに乗って出発。
6月だというのに気温は40度近くに達しとても暑そうな気がしますが、日本と比べ湿気が少ない分からっとしていて、幾分か過ごしやすそう。
でもやっぱり暑いのには変わりないので、もらったペットボトルの水をちびちび飲みながらガイドさんの言葉(英語)に耳を傾けて外を眺める。
…ん?ビルばっかりしかない。人も居ない…。出発が午前6時だっだからまだどこも起きてへんのかいな?
なんて思っておりましたが、後でわかったことは、ドーハは「世界で観光資源のない首都」なんて言われているそうな。あらまぁ…。
 
でも、さすがにビルばっかり眺めているだけなら面白くないと思ったのか、連れていってくれたのが旧市街のとある市場。ドルで買い物もできるらしく「よかったらお土産買ってってください。」というありがたいサービス付き!嬉しいね( ´ ▽ ` )
ってなわけで意気揚々と出て行きましたら…確かにお店はあるけど、モノがない…何故?
これもあとでわかったこと。この国は敬虔なイスラム教の国で、イスラム教の風習の一つ「ラマダーン」、これは日中は食べ物はおろか水すら口に入れないというものなのですが、まさにそのラマダーンの真っ只中。なんと拍子の悪い(^_^;)
結局「この国を観光するのはラマダーンやない時に限る」というのがわかったところでいよいよアゼルバイジャン行きの飛行機の時間。ここからさらに約3時間、さっきとは打って変わって黒人の人たちばかりに囲まれながら向かいました。
ドーハ自慢のビル群(製造中)

ドーハ自慢のビル群(製造中)

アゼルバイジャン空港のあるバクーに到着したのは現地で29日の夕方。この国は日の入りが遅く、夜9時過ぎぐらいまで明るいので、移動疲れと時差ボケで若干混乱しながら、今回のコーディネーターである日本大使館の方と、そして通訳をしてくださるアイセルさんという女性と合流。
このアイセルさん、アゼルバイジャンの方でありながら日本語ペラペラという凄腕の女子大生です。
空港からそのまま大使館に出向き、いきなりここで一仕事。せっかくなのでということで、第一回アゼルバイジャン寄席を開催いたしました。
 
日本から持ってきた鳴り物やら座布団、そしてその辺にあったものをかき集めて高座を組めば、あっという間に会議室が落語会の会場に変身。
時間が来ると現地の日本語がわかる方や滞在している日本人、およそ30人くらいが集まってきました。
おそらくアゼルバイジャン史上初の寄席開催で、落語などというものに縁遠いであろう人たちはどんなものがでてくるのかとワクワクしている様子。そんな中、二番太鼓がなりいよいよ開演。
私はトップバッターだったのでわかりやすいように解説や小噺をしました。その後はお兄さん方が色んなネタをしていき、終始笑い声に包まれた1時間半はあっという間に終了。いやー楽しかった♪( ´▽`)
終わってみんなで集合写真

終わってみんなで集合写真

終了後は懇親会。そして終わったら今夜の宿があるバクーの旧市街へ。
この街がなんと世界遺産になっているというので、翌朝は観光しましょうとなり、その日は解散。そして翌朝を迎えました。

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