先月のこと。よしもとのマネージャーさんから「ABCお笑いグランプリっというのがあるので出ませんか?」と言われました。なんじゃそりゃ?っと思いながら聞いてみると、芸歴10年未満の東西の芸人さんたちのコンテストなんだそうです。
部門は一つしかなく、落語もそのほかも一緒くた。そうなると漫才やコントとかのほうがわかりやすいし、そんなんに囲まれて落語はなかなか辛いもんがあるしで、まぁ通るわけないやろっと思いながら記念受験のような軽い気持ちでエントリーしてみました。
最初はビデオ審査。撮ってもらう日、よくよく聞いてみると、制限時間がなんと4分!…そんな短さでやったことおまへんがな(^_^;)でも、とりあえず師匠に教わった小噺をやって収録。ほんで提出しはったそうです。
日は流れ、そんなことがあったことも忘れていた先月下旬、またよしもとのマネージャーさんから電話が。「愛染さん、通りましたよ!」…うそぉ!?「しかも落語は愛染さんだけです!」………うっそぉ!?!?
ってなわけで、7月1日、ABCお笑いグランプリの最終予選に行ってきました。800組ほどのエントリーがあって、通ったのは60組ほど。このなかから10組ほど選ぶそうです。このあとは決勝なんで、実質準決勝みたいなもんかな?
落語は僕だけなので、マイ座布団持参で会場へ。
会場につくと、すでに前のブロックの方々がやってました。「…あ、テレビで見たことある人たちがいる!」と思いながら、予選の様子をモニターでチェック。
……おもしろいですやん(^_^;)さすがはちゃうねぇ〜っと、お客さんのように楽しんでいたら、もうスタンバイする時間に。シャシャッと着替えて舞台近くの控え室に。
僕以外の人たち同士は色々と共演しまくってるみたいで、ずーっと仲よさげに喋ってはったなか、ひとりボーッとしながら出番を待ちました。周りの人たちが漫才・コント・フリップ芸でバンバン笑いをとっていくなか、ここまできたら周りは気にせず、とりあえず黙々と落語をやろう!っと決心して、いざ舞台へ!
………結果、撃沈(^_^;)。正確にはクスクスどまり。タイタニック並みに綺麗に沈んでいきました(笑)
やっぱりテレビ出まくってる人たちと肩並べて何かやるにはまだまだ早かったなぁっと思いました。でも、非常にいい経験できたかな。同じ4分でも、漫才さんたちは工夫して笑いとってるわけですからね。道は違うけど同じ芸人、やっぱりすごいや!っと感心しまくりの1日でございました。
そして、ネタはどこにでも転がっているということも改めてわかった1日でした。その証拠が下の写真。そっちの字のほうが難しいやろ(笑)
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